2024/02/18(日)
相続のタイミング
こんにちは!
今年の4月から法律が変わり、相続登記をしなければいけないので今回は相続についてお話させていただきます!
1.相続の話し合いはいつまでにすべき?
相続の話し合いは、できるだけ早いタイミングで行うのがおすすめです。
①生前や意思確認ができる状態のとき
相続の話し合いは、親が元気なうちに、意思確認ができる状態で行うのが理想的です。
相続については、財産の状況や親の意思を確認しながら話し合いを進める必要があります。
②四十九日法要
親の死後に相続の話し合いの場を設ける場合は、相続人たちが集まる四十九日法要がおすすめです。相続手続きには期間が設定されているものが多いため、できるだけ早いタイミングで話し合いをまとめなければなりません。
※期限が決まっている相続手続き
・相続放棄:故人が亡くなった日から3カ月以内
・故人の確定申告となる準確定申告:故人が亡くなった日から4カ月以内
・相続税申告と納税手続き:故人が亡くなった日から10カ月以内
2.相続の話し合いを切り出すタイミング
①家族が集まっているとき
お正月やお盆休みなど、家族が集まる機会に相続について話し合うのがおすすめです。親族同士で気軽に話し合える絶好のチャンスですね。
ただし、相続に関係のない人もその場にいると、話し合いの内容を聞かれてトラブルに発展してしまう恐れも…。相続人以外がいる席では、お金や財産にまつわる話し合いは避けてください。
②親が病気やケガで入院したとき
親が病気やケガをしたときも、子どもから親に相続の話を切り出しやすいタイミングです。親が自身の体力の衰えや老いを自覚し、老後の生活や相続について考えるきっかけとなるはずです。老後の過ごし方や介護に対する希望など、親の考えを知るためにも良い機会です。
③親のお金に関する悩みを耳にしたとき
生活の困りごとや老後に対する不安など、親の悩みに日頃から耳を傾けておくことで、相続について話し合える雰囲気をつくりやすくなります。親からお金に関する悩みや財産管理などの話が出たタイミングで、相続について気軽に意見交換をしてみましょう。
3.相続に向けて家族で話し合うべきポイント
①親の財産状況と相続の配分
親の現在の財産状況について、正確に把握することが大切です。まずはお金の流れをチェックして、老後に施設へ入居できるかや入居する場合の施設のランクなど、介護にあてられる費用を算出します。次に、財産状況を考慮しながら相続の配分について話し合いましょう。ここで注意すべきなのが、不動産の相続です。誰がその不動産を相続するのか、相続しない場合は売却額をどのように分配するのかを決めておかなければなりません。
②生前からできる相続税対策
相続税がかかる場合は、生前からできる節税対策について考えておくことも大切です。
③介護が必要になったときの親の意向と役割分担
親の介護が必要になった際の具体的なプランや、子どもたちの役割分担についても話し合いが必要です。介護施設へ入居したいのか、在宅介護で過ごしたいのかなど、親の希望も確認してください。子どもたちが協力して介護をする場合は、誰がどのような形で支援するかも話し合っておかなければなりません。特定の人に負担が集中しないよう、役割分担を検討しましょう。
お金や相続について話し合うことはタブーのように感じてしまいがちですが、普段からコミュニケーションをとって良い関係を築いておけば気軽に意見交換ができるでしょう。
不動産の相続について不安なことがある場合は、ぜひエストエストにご相談ください。